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漫画、アニメ(主に最遊記、ジャンプ、進撃の巨人)の感想。音楽(ラルク/hyde/HYDE)猫、カメラ等、煩悩上等日記。
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まだどうするか決まってないのですが、しばらく日記はGREEでつけていくかもしれません。

実は以前からGREEで気紛れに書いてたりしてたんで(しかしこれからコンスタントに書くかは未定)

本格的にそちらに移行するかもまだ未定です。

こちらはこちらで愛着ありますしねぇ…。

いっそアメブロ、エキサイトとかに移行するか。

また決まりしだいお知らせいたします。

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VAMPADDICT-WINTER 2013

2/23,24

先日苗場プリンスホテルにて行われました吸血鬼さんのオフ会。ワタクシは24日に参加してまいりました。

…2月24日。。この日付は初期ラルクファンとしてはあらゆる意味で複雑な日ですね。
この日にオフ会が行われることに関して否定的な意見など様々あったようですが、どーなんでしょう。

時は流れ想いは溢れる…

そこにとどまった想いもあるでしょう。しかしやはり前へ進んでいるのです。その想いは想いのままで。


さて、オフ会ですがもー大変でしたね。大寒波のおかげでまさかの開演3時間押し(!)

なんせファンが会場まで辿り着けない。バスで30分の距離が3時間かけても着く目途がたたないとゆーね。

しかし通常のライブとは違いFCのオフ会です。メンバーがファン全員揃うまでは始められない、どれだけ遅れたとしても内容は端折らずきっちりやる。との意向で山ちゃんこと山田ひさし氏が場をつなぐトークでの3時間オンステージ!

5時開演予定が8時半頃開演、全てのイベントが終わったのは午前2時でした。

ホテル側も色々便宜をはかってくれて感謝感謝です。


イベントの内容は私の大事なメモリーズとして胸のうちにとどめておきます。きっと他の方々が素敵なレポを書いていると思いますので。

ただ、思ったことはhydeさんが笑っているのを見ると私はとても幸せだと感じるのです。

ああ、良かった、と。何が良かったのかと問われれば一言では説明ができないのですが。語るととても長くなります(苦笑)

たくさんの可愛いを振りまいてくれたhydeさん、あざといhydeさん、天然hydeさん、イベント中もスタッフに色々指示を出すhydeさん…etc...

とても辛い記憶としてあった2月24日がとても素敵な日になりました。あちらの方のライブもとても素敵な夜だったみたいですし。

二人は交わらないけど繋がってる、と昔から勝手に思ってたりします。

たくさんの素敵をありがとう。最期まで見届けます。

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オブリのFC限定も終わりザキ誕をかるーく通り過ぎて密かに書いていたバレンタイン話も上げることなく吸血鬼さんのオフ会前日と相成りました(オイ)

苗場ですよー。甲信越地方は情報によればめっさ雪みたいじゃないですか。雪に触れることがめったにない所に住むものとしては嬉しいのですが雪国の人々は大変ですよねきっと。。

時間があればスノボしたいんですけどねー。きっとそんな余裕も時間もないと思うので雪をみつつお酒呑むくらいでしょうか。信州は酒処ですしね!←

有名なのだと越乃寒梅、久保田、八海山、緑川あたりでしょうか?てゆーか、はっかいさんて入れたら変換が八戒さんになったのは気にしちゃダメ(笑)

たぶんホテルから出れないから、そこで買うしかないけど売ってるよね?最近友人が日本酒いけるようになっので差し入れてもっと呑めるようにしよう作戦。お酒以外でオススメのお土産とかあるのかな?

あれ?オフ会なのに呑むことしか考えてない(苦笑)久々にハイディに逢えるのにね。実感ないわー。少し逢わないと薄れるわー。何これ恋愛事情と同じじゃねーですか(自爆)

とりあえず今日の夜から出発して明日のオフ会満喫してこようと思います!

首を洗ってまってろよ苗場!!!(なんか違う)

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2013.0203.OBLIVION DUST FC OVERDOSE 限定ライブ@心斎橋MUSEホール

行って参りましたー!!オブリマジ久しぶり参戦でめっちゃ嬉しかったです。ワタクシ前にミューズで2Daysやったやつ以来の参戦です。

もう約10日前になるんですがね…すんません。

FC限定やからもう気兼ねなく暴れられるよね、てかいつも暴れてるけど← 限定やから変な客いないよねって事で。

ワタクシいつも下手側の後方でわちゃわちゃしてるんですが、今回結構番号がよくて前にいけたんですよ。でも入って後ろで準備体操してたら前におった友人らに前おいでよ!もったいないよ!って言われて結局3列目ぐらいで待機することに。

オブリはモッシュで暴れたおしたいのであまり密集地には行かないようにしてるんやけどね。オブリのモッシュは吸血鬼さんの比じゃないからね。喧嘩独楽みたいやからね。

で、ライブ本編はめっっっっちゃ楽しかったです。

今回のセトリはK.A.Zが考えたらしいです。限定ならではというかカフェタイムなるモノがありまして。アコースティックとまではいかないけどちょっとゆったりタイムみたいな感じでメンバーが座って演奏するってね。

この時マイクの調子が悪くて中断しまして。てかいつも思うけどミューズって音響悪くない?前回もそう書いたような…別バンドの時も思ったけど、毎回音響に不満が…

このゆったりタイムの時にやっとまともにメンバーをみたんですが← K.A.Zの衣装に衝撃を受けて凛さん挙動不審なってました。

だって、ヒョウ柄+スパンコール+鋲って!!浪速のおばちゃんかえ!!

うん、きっと関西仕様でやったくれたんやわって思ってたら次の日の代官山でも同じ衣装だったらしいんで、てか同じ服ってそれ洗ってなっ…いやきっと同じ服を多数所持してるのよね、ここは触れちゃダメよね。

ともあれカフェタイム、素敵でした。体を揺らしながらメンバーとアイコンタクトを取りながらギターを奏でるK.A.Zがとても素敵でした。音響だけが…ホントそこだけ残念。。

ところで噂に聞いてたRIKIJIさんの金髪、素敵でした。髪型も相まってまるで少年のよう…悪ガキ(笑)

今回FC限定とあってかMCがってかオブリの場合MCらしいMCじゃないんかけど、口悪いしね。そこが好き(ニヤリ)いつもよりしゃべってましたねー。

特にRIKIJIさんがご機嫌で。マイクの調子が良くなかったとき、ガンバレーってファンの子が言ったら、

「いや頑張るのはマイクだから」とロイド氏

そしてRIKIJIさん「KENはいつも頑張ってるよ!俺はKENの見方だ」とすかさずフォロー。

「え?何?彼女の数?そんなんいっぱいいるよ(ニヤリ)」

とか

ファンの茶々に「うっせーバーカ!!」と言い放つロイド氏。でも「あれ?これファンクラブ限定だしファンの子に優しくした方がいいのかな?」

そしてRIKIJIさん、悪態をついたりKENのフォロー発言をしたりでファンは萌え萌えしてたんやけどとどめに「こうやってファンの子といるのが一番幸せ」と破顔した時にはキュン死にしそうになりました。俺ってどーしよーもねーなって感じ言ったから余計に///ってあれ?私誰のファンだっけ(笑)

そんなメンバーをニコニコしながら見守るK.A.Z

ああ!なんてオブリって素敵なんでしょう!!バンドの状態が良いのが読みとれるのが嬉しい!どうかこのまま良い状態が続きますように!もうギスギスしてるのは見たくない(><)

で凛さん下手でわちゃわちゃしてたんですが、丁度発射台の所にいましてもうね、打ち上げ花火の如く人を投げ上げてました。いつもはその後ろらへんでモッシュしててそのまま打ち上げられるって感じなんですが、今回は土台になってました。

ちなみにオブリでは肩車からのダイブはないです。個人的には肩車ダイブは好きじゃない。アレは邪道だと思ってる。まあいいんだけど…。
オブリでは男前に米俵のように持ち上げて転がしてくれるのでね。上げる方も転がる方も心得てるので安心してダイブできます。

凛さん今回は飛ばず。上げられそうになったけど辞退しました。ちょっと靴がアレだったんで(苦笑) 発射台に徹してました。で、思った。オブリで発射台になると二の腕やせられる!← 打ちあがる数が半端ねーから!

あ、そうそうモッシュしててサークルを(←  →)やって退いてキメの部分で真ん中で一斉にぶつかるやつができて楽しかった!→八←

ああもうホンマ楽しかった!!周りを気にせず暴れ倒せるライブって中々ないので余計楽しい!

hideちゃんが教えてくれて好きになってそれからずっと好きでほんと良かった!こんな日がくるとはね。hideちゃんも天国で喜んでるはず!!!

Vさんも良いけどK.A.Zにはオブリを多めで活動して欲しいです。ご両人共好きなワタクシとしては複雑なんですがね(苦笑)

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遅ればせながら去る1月29日は御大のお誕生日でしたね。

25日(私)26日(帝王)27日(林←)28日(友人)29日(hyde!)ってな具合で誕生日ラッシュな感じ。1月後半超豪華みたいな。もうこれみんなでパーティーするしかないよね、てか合同パーティー呼んでお願い(笑)

去年解禁になったのでファンは盛大にハピバできるようになりましたねー。今まではひっそりこっそりやってましたから。

ワタクシ去年は苗場でご本人様主催によるご本人様のご本人様によるご本人様のためのパーティーに参加しておりました。

今年はハイヲタ二人に誘われてハピバしてまいりました。ファンの子とこーゆーことするの初めてで嬉しかったです。オフ会とか行かへんからなー。

ROENTGEN富良野で出会った子達なんやけどとってもイイ子達で。去年のツアーなんかもたくさん一緒に暴れ倒しましたし(笑)

ワタクシ出会った人達は皆イイ子ばかりでとても恵まれていると思います。やっぱ同じテンションの子は匂いで集まって来るんかな?類友?

でもその中でもうちは(hydeに関して)達観してると思うなー。越えてしまったとゆーか。みんな見てて、ああ、青いな。もうそんな時期は過ぎたな(遠い目)みたいな。でも愛は底無しよ←

さて、この日は恐らく全国的に「寶井」での予約が多かった事でしょう(笑)

もちろん私たちもその一組です。友人がイタリアンのお店を予約してくれていました。ちゃんとケーキの予約まで!

ケーキを持って来てくれる時照明を落としてハピバソングをかけてくれるんですが、この日うちらを含めて四回ありました。あれ?もしかしてみんなハイヲタ?


たらふく食べて次は苗場のオフ会でってバイバイしました。あ、そーいやプリクラ撮ったなー。今のプリクラってあれ詐欺よなー。勝手に修正されてるもんなー目とか特に詐欺ってるわー。怖いわー。


最後にこのメッセージを。

『ライブは、すべてが自由なところ
ただ少しの規制だけで首を振っても立ったままでも泣いても笑っても構いません
この場で閉じこもるのはやめましょう
素直でいてください
あなたの声を私達が求めるのは自分達の内面を引き出す事とあなたの束縛を緩めるため
その声がどんなに小さくても私達と繋がるきっかけになれば解放を約束しましょう』

by hyde  ノスタルジーの予感 より

20年近く前のものですね。変わりゆくもの、変わらない核の部分。だから私は彼の事が変わらず大好きなのです。

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ハッピーバースデー四代目!
ハッピーバースデー兎丸先生!

…そして私!


いつもはねー四代目と二人っきりでお祝いやってんけど(違っ)兎丸先生も同じだったとはっ!

「いわゆる変態です」と言われる日に生まれたトリオです。勝手にトリオゆーてます。

めっちゃ豪華な二人と一緒でなんか嬉しいです。

トリオやとフュージョンできないので…元気玉?(笑)

絵は間に合わなかったので明日以降にでも。

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遅ればせながら新年、明けましておめでとうございます。今年もどうぞよしなに。

こちらではまだ挨拶してなかったので。

呟きを初めてから、元々少なかった記事投稿がさらに少なくなったことを反省しつつ今年はブログの方を頑張ろうかなと。
ライブレポも全然あげれんかったし…。

今月中に参戦したライブの雑感を上げたいと思っとるんですがどーなることやら。。。
えっと、とりあえず去年参戦したライブは全部で35公演でした。

月平均3回行ってる感じですね。ちなみに一番多かった月は10月で12回行ってました。ほぼ半月(苦笑)

やっぱ学生時に比べると格段に減ってるよなあ。まああの頃はインストやインディーズのライブとかやったからチケ代が安かったってのもあるけど。

今年はL'さんも吸血鬼さんもあまり活動がなさそうなんで格段に減りそうです。月海もなさそうやしなあ。あとはオブリやけどVさんとの兼ね合いもあるからどーなんやろ?今年はオブリYEARにしてくれへんかなー


さて、昨日は学生時代からの友人(L’、hyde好き)と会ってたんですがその時にハロウィンの仮装の写真を見せたんですよ。

集合写真ではなく2ショットで撮ってるやつを見せてたのに、え?ちょっと待って今居た?ばっかり言われました。

おい、中学から知ってるから分かるだろ!って思ったんやけど。サリーは全く分からんかったって。…確かに会場でもこっちが声かけるまで誰にも気付かれんかったけど!(笑)

死神コンビのやつはグレルの方を凛さんやと言ったりな。いや違うやろ身長をよく見ろ!←
もしこのグレルがうちやとしたらヒールで180近くなってるから隣の葬儀屋の身長2m越えてることになるからね。グレルは小さい某M勒さんですよ(コラ)

ちなみに友人はサリー、葬儀屋、ペローナの中だと葬儀屋が一番気に入ってました。「おお!これイイ!これ良いなあ!」となんかやたらと気に入ってました。こんだけ褒められたなら頑張って作った甲斐があるっってもんです、ホンマに。我ながら帽子は上出来かと←




Wサリー。ちなみに左のサリーは男子です。凜さんのがデカイ。。


歴代ハイ子三人衆。ゴスロリ、サリー、アリス。
お前らポージング(笑)


一人ペローナ。


肉を食らうペローナさん。



※葬儀屋です(笑)



可愛らしいゼラジャイと残念な死神コンビ←


…自撮り。。


こんな感じでした。M勒さんと合わせた黒執事の葬儀屋とグレルの2ショットとくまもんとペローナ、デス和ゴスの写真をUPしたかったんやけど何故か編集不可で顔が加工できなかったので断念しました。

てかなんで編集不可?!友人が絶賛してくれた凸凹死神コンビイイ感じやのに。

ともあれ今年のハロパも全力で楽しみたいです。てかめんどいから既製品にしたい。。

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視られている。今日はとても視られている気がする。

買い出しに行った時もみんなで餅つきをしている時もテッサイさんの蕎麦打ちを手伝っている間も気が付くとその視線が自分に向けられていてなんとも居心地が悪かった。

突き刺すようなものではなくかといって暖かなものでもなく、何かしら意志が込められているかといばそうでもなく。

その視線からは何も読みとることができないのにこちらの事は全て読み通されるような、それは無意識に向けられているものではなくむしろ意図的なもので観察、と言う言葉が一番近いのかもしれない。

ー…観察。今もその視線が背中に注がれている。

騒ぎ疲れてみんなが寝静まった今、酔いを醒まそうと一人縁側に出た。私の後ろで無遠慮な視線を寄越す彼は炬燵の中。

私は右ポケットに手を入れて‘それ’の存在を確認する。確かに、ある。
今日一日私はそれをポケットに手を入れる度に確認していた。意識的にも無意識的にも。

時計の針が深夜を指すのが近づくにつれそれの存在は大きくなりだし、私を追い回す視線と相まって逃げ場を失くしつつある。

「もういいんじゃないっスか?」

真横から声が降ってきて驚く。いつの間に隣にきていたのか。

風邪ひいちゃいますよぉ、とこちらに顔を向けた彼と視線が合う。一日中追い回された視線と目が合い逃げ場を失くした私はそれでもなんとかこの場から逃げだそうと彼の横を通り過ぎようとするも腕を捕まれ動くことができない。

「ほらぁ、こんなに冷たくなって」

そう言って掴んだ手にハァっと息を吹きかける。唇がつくかつかないかの距離で吹きかけられその生温かい感触に心臓飛び跳ねる。

振り解こうにも体が動かない。そんな私を興味深そうに見つめる彼は手をやわやわと包み込みもう一度ハァっと息を吹きかけた。

もう逃げ場はない。後ろに逃げ場がないなら前に行くしかないではないか。勝手に追いつめられた私はなけなしの力を振り絞って捕まれた右手を彼に押しつけこう言った。

「…お誕生日、おめでとうございます」

その言葉と共に胸に押しつけられたものを受け取った彼は満足そうに瞳を和らげた。

==========

視かn…(違っ)彼は科学者ですから(しかもマッド)観察は得意だと思います。その行為に自覚あるのか無いのか。ともあれいやらしい性格してますね…好き!←

毎年喜助話を上げる事ができると無事一年を締めくくり新たな一年を迎えられる気がします。お粗末様でした。

喜助おめでとう!大好き!
それではみなさま良いお年を!

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たぶん、というか絶対こういった行事ごとに興味はないんだろうなあと思う。でも折角だし、こんなことってめったにないんだし。 

そう、たまたま今日はお互い特に用事が無く、たまたま二人っきりで、そんな日がたまたまクリスマスイブだってことだ。

何に対しての言い訳なのかそう一人ごちながらカゴの中に次々と商品を入れていく。あまり大げさな感じにはしたくないんだけれど。ちょっと買い込みすぎたかなと思いつつレジへ向かった。


我ながら今日の夕食はうまくできたと思う。特にスープ、このカボチャのスープは上出来だった。

「きちんと裏ごしするのがポイントです。あとは豆乳ですね」

という八戒からのアドバイスをちゃんと実行したからだ。三蔵も特に何も言わなかったけど気に入ったようだったし。

食後にはお茶を入れて小さなカップケーキを食べた。綺麗にアイシングされたそれを見て三蔵は一瞬こちらに視線を寄越したがしかし何も言わず食べた。

テーブルを片づけ手持ちぶさたな私は窓辺に行き小さな手のひら大のツリーをつついてみる。せめてこれくらいはね、と買ってきたものだ。

窓を少し開いてみた。澄んだ夜空には星達が煌めいている。三蔵は何をするでもなく煙草をくゆらせている。

特別な言葉はないけれど、何かそれらしい演出があるわけではないけれど、十分だよねこれで。

メリークリスマス、三蔵。雪、降るといいね。来年も一緒に居られたらいいね。

「ー…ああ、そうだな」

心の中で言った言葉にまさか返事があるとは思わず驚いて振り向く。そこには相変わらず煙草をくゆらす三蔵がいて、穏やかな瞳とぶつかった。

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どうやら今日は特別な日らしい。らしいというか三蔵自身知ってはいる。知ってはいるがだから何だというのが正直なところで、妙にウキウキしている彼女を傍観していた。

こちらを気遣ってかごく控えめに飾り付けをし夕食も何となくそれっぽいものが用意されていた。

交わす言葉は当たり障りのない会話で、もちろんこちらからその様なことを言うわけはなく。それでも満足気な彼女を見ているとまあこんなものかとも思う。

煙草をくゆらせていると、彼女は窓辺に行き何やら思い馳せている。その後ろ姿をぼんやりと見やる。

別に気を使う必要などないのに、やりたければ好きなようにやればいい。こちらが特別に何かやることはないが、お前がやりいたいというのならのってやらんでもないのに。自己完結しやがって。

お前が今何を考えているのか手に取るように分かる。

…ああ、そうだな。お前がそう望むなら。

驚いた瞳とぶつかる。三蔵は自身に温かいモノが流れ込むのを感じた。そう、お前がそう望むなら、それ以上に己がそう強く望むのだから。

三蔵は煙草をもみ消すとゆっくりと彼女に近づいた。

=========


三蔵ハピバ!&メリクリ!って遅っ(滝汗)三蔵vr.だけ上げられなかったので。。
自分的に糖分過多で吐きそうな文でした。もっとつれない三ちゃんがイイ←

御粗末さま。

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あれは柔らかいのだろうか?いや柔らかいに違いない。そしてきっとひんやりしているだろう。

お茶を入れる手を休め考えを巡らせる。ぽってりとしたそれは柔らかくひんやりとしている。

「…オイ」

例えるならなんだろうか?つきたてのお餅。いや違う、それはどちらかと言えば肌の方だろう。一般的な男性より色白の肌をしているし、この人の場合全体的に色素が薄めだ。

「…オイ、っかい」

いや餅の様な肌というのは語弊がある。色は確かにその通りだが、痩身ではあるが意外と骨太な体は決して柔らかくはないだろう。

それに引きかえ、というよりもだからこそあの部分が際立つのだろう。白い肌に対してほのかに色づくそれはまるで熟した果肉の様なのではないだろうか。

それを果肉とするならば、甘いのだろうか?

「オイ!八戒!!」

先ほどからお茶を入れていたかと思えば無遠慮に人の顔を凝視してくる男を不審に思い声をかけるも無視され、聞こえていないはずもなくもう一度声をかけるもまた無視された。
こちらを見ているにも関わらず、視線は合わず何を考えているのか読めない表情に薄気味悪さとイライラが頂点に達し三蔵は声を荒げた。

しかし怒鳴られた本人はきょとんとした表情をしただけだった。

…ふむ、甘くはないか。辛辣な言葉を吐き出すそれは甘さなどとはほど遠く、というよりそもそもこの男に甘さなどという言葉は存在しない。
平素キツく結ばれているそれは緩むことはなく極希に口角が上がることはあれどそれは笑顔や甘い表情ではなくむしろ不貞不貞しく人を小馬鹿にするのみである。

それ自体はとても甘そうなのに。

こちらに気をやったのは一瞬で、黙り込みどうやらまた思考の海へと飛び込んだ男に怒りを通り越し諦めの表情を浮かべた三蔵がため息と共に呟く。

「…なんだってんだ一体」

「ええその、柔らかいのかと思いまして」

今まで見つめるばかりで声を発しなかった男がしゃべった。

「ぁあ?」

「ええだから、柔らかくてひんやりしていて甘いのかと思いまして」

「だから一体なnっ「確かめてみましょうか」

三蔵の言葉を遮り言うや否や、顔を近づけた八戒はー、


「なるほど、柔らかくひんやりしていて甘さは…どうなんでしょう?」

でも思ったより弾力があり熱を帯び色を増したそれは…

「もっとすれば甘くなりますかねえ?」

指でそれをなぞりながらもう一度触れようとする。
突然のことに固まってしまっていた三蔵は我に返り寸でのところで振り払う。
振り払われた男はおや?っという表情を見せたがそれ以上追うことはしなかった。

口元を拭おうとしたがそれはさらに屈辱さを増すだけのような気がして所在なげに腕を下ろした三蔵は怒鳴りこもうと男の方に向き直った。しかし、

「お茶、どうぞ」

と全く隙のない笑顔で湯飲みを渡され、眉間にシワを刻み言うはずだった言葉をお茶と共に飲み込むほかなかった。


そんな三蔵の一連の動作を見ていた八戒は三蔵とは反対に満面の笑みを浮かべながら自分の湯飲みにお茶を注ぐのであった。


==========

何故か八戒だけおいしい話になってしまった(苦笑)
これも×ではないな。八戒はまだ自分自身分で分かっていません。ちなみにお題は、唇の柔らかさについて考えてみた、です。
この後三蔵は八戒から色んな攻撃を受けます。八戒が気付くまで(え)

ハッピバースディ三蔵!

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眠れない。あーでもなくうーでもなく唸りながら右へ左へ寝返りをうってみるがさして効果もなく。

「…ダッセェの」

昼間負った怪我は自分の過失にある。分かってる。あの程度の攻撃なら問題なく避けられることも、こういった行動を特に嫌がるということも。だがしかし思考とは別に体が動いてしまったのだから仕方がない。

悟空にはバカにされ(でもその後敵を全部倒してくれた)、呆れつつも手当をしてくれた八戒には笑顔で釘をさされ(目は笑っていない)いの一番に怒鳴ってくると思われた人物は何か言いたげに視線を寄越しただけで(眉間のシワ三割り増し)さっさと歩き出して行ってしまった。

ガサゴソと枕元の煙草を探していると不機嫌な声が降ってきた。

「夜中にゴソゴソとゴキブリかてめぇは」

「ああ?」
突然の悪態にこちらの声も低くなる。

「…眠れねぇのか?」

「あー…いや…」

「…痛むのか?」

重ねて聞かれ口ごもる。眠れない?確かに。傷が痛む?痛くないと言えば嘘になる。だがどの答えも違う気がする。

沈黙が落ちる。三蔵はそれ以上しゃべらない。悟浄は己の一部分に三蔵の視線が集中している事に気づく。

アレは俺の過失でお前のせいではなくもちろんお前もそんな事は微塵も思ってなくてこれはただ治りが悪いと出立に影響するからとかでも治ろうが治るまいが俺のことなんか無視して、むしろコレ幸いに馬鹿が減るとばかりに捨て置いていくぐらいのことはするだろうよ。この鬼畜生臭坊主様は。

なんて事が簡単に想像でき我ながら自分の扱われ方に苦笑せざるを得ない。悟浄はゆっくりと体を三蔵の方へ向けた。
三蔵の視線はまだ注がれている。いやいやまさかあり得ない、あり得ないけどお前そんならしくないつーか気にしてるっつーなんつーかだったらさぁ三蔵、

「添い寝してくれない?」

ピクリと片眉が上がり一瞬目を見開きしかし次の瞬間には剣呑な目をした三蔵の視線とぶつかる。

「…沸いてんのかてめぇ」
一段と低くなった声が答える。

「なんつーか、人肌寂しいっての?」
いやいや何言ってんの俺。

「貴様頭までやられたのか」

「俺一人寝はしない主義なの」

「知るか、この節操無しのクソ河童!」

「い~や、美人限定よ三蔵サ、マ!」

部屋の空気が一気に下がる。…寒い、そしてイタい。ホント何言ってんの俺。アレだ。血を流しすぎたそーだそーだ、それで頭が回らないんだわ。

「ふざけたこと抜かしてねえでとっとと寝ろ。明朝発つ。動けねえなら捨てていく」

あー…やっぱり?さっきした想像通りの答えではないか。悟浄は煙草を吸うことを諦め会話もこれっきりだろうと三蔵に背を向けた。

と次の瞬間背中に強い衝撃を受ける。ぐはぁ!と呻き咳込みながら振り返る。

「っめぇ!何しやがる!」
「詰めろ、狭いんだよでくの坊が」

背中を思い切り蹴飛ばした上、悪態までつき何食わぬ顔で人のベッドに潜り込んだ最高僧であらせられます我らが三蔵法師様は、「触ったら殺す」などと言い放ちさっさと背を向けて寝入ってしまった。

オイオイどうしちゃったの三蔵様?おまえの方こそ頭打ったんじゃね?いや俺言ったけど、おかしいだろあり得ねぇだろアレは単なる軽口で、俺は分かっててお前ももちろん分かっててでも今胸の辺りがこそばゆいとゆーか温かいとゆーか妙な心持ちで、顔がニヤケて仕方ない。

どっちにしろ寝れねーわなコレ。そう呟き悟浄はゆっくりと目を閉じた。



==========
コレ×ではないですね、まだその段階ではない。
甘めやと思うんやけどいかがなもんでしょう。でも次の日この状況を見た八戒に延々嫌味と嫌がらせ攻撃を受けることを悟浄は知らない(笑)ビバ駄目男!

ちなみにテーマは添い寝さてくんね?でした。

ハピバ三蔵!

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びっくりした。初めて逢ったときの印象はとにかくびっくりしたのだ。

それはとてもキラキラしていてあの太陽が自分の元へと降りたってきたのだと。
遠く遠くいつも見上げては焦がれ手を伸ばしてもその手は空を切るばかりで決して届きはしない。

それが今、不機嫌な声と共に差し出された手。眩しさに目を細めながら永く焦がれていたそれにゆっくりと己を重ねた。


それからはその光を見上げては視界から消えてしまわないように、離れないようにとその背中を追いかけた。

いつも側に居なければ不安で怖かった。記憶のない自分が分かる唯一のこと、失うという怖さ。

あんなに怖れていたというのに今はー。

その背中を追い越し誰よりも先に前を行く。振り返ればゆるがない太陽がそこにある。否、例えそこに居なくても例え視界になく、この手が届かない場所にあるとしても。

ーもう怖くない、だって自分はいつでも何処にいても三蔵を感じることができるから。

静かにゆっくりと重ねてきた想い、それは今確かなものとなりこの胸の中にある。



ゆっくりと息を吐き前を見据える。

「これ、早く片づけなきゃ晩飯食い逃すよなあ」

そう一人ごちると如意棒を握りしめ悟空は敵陣へと駆けだして行った。

==========



別に三誕関係ないやん!って感じやけど三蔵と悟空を語るなら必ず通る道やと思います。
いい男になる事必至の悟空なのでいつまでも子供と思っていたのに気が付いたら押し切られて結局受け入れちゃってたみたいな感じになればいい。なんだかんだで悟空に甘い三蔵が好きです。精神的依存は三蔵のが深いと思うので。

三蔵ハピバ!!

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ブログの放置っぷりに我ながら驚きました。
呟き始めてからですなぁ。元来ものぐさなワタクシが両方こなすのは無理でした。


こちらに久々に浮上したのはアレです。去年の今頃は富良野だったんです。
ちょうど今頃驚愕の体験+人生最大のピンチ+畏怖心に襲われてぶっ倒れる寸前でした。

あの貴重な体験から丁度一年、一年かぁ…

「熱く灯る切ないsecret」

やさしくて幸せなもので満たされ胸に温かなものが灯り涙が溢れる。

後にも先にもきっとあんな気持ちになるなんてないでしょう。


今思い出してもやさしさに包まれ胸のあたりから温かいものが流れだし全身に広がります。

心に刻む。とはまさにこのことを言うのでしょうね。

あの時灯ったものはこの先消えることなく心に灯り続けるでしょう。


今年も富良野ありますね。行かれる方はどうぞしっかり心に刻んできてください。

ブログ放置してましたがこれからゆっくりと上げていきますんで。

ではでは。

ーROENTGENを聴きながら。凛01号

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ジャンプや最遊記が好物の隠れヲタ。
機械に疎くアナログ派。図書館に住みたいと思っている若干活字中毒者。放浪癖あり。呑み助。あー民。 
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