漫画、アニメ(主に最遊記、ジャンプ、進撃の巨人)の感想。音楽(ラルク/hyde/HYDE)猫、カメラ等、煩悩上等日記。
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あれは柔らかいのだろうか?いや柔らかいに違いない。そしてきっとひんやりしているだろう。
お茶を入れる手を休め考えを巡らせる。ぽってりとしたそれは柔らかくひんやりとしている。
「…オイ」
例えるならなんだろうか?つきたてのお餅。いや違う、それはどちらかと言えば肌の方だろう。一般的な男性より色白の肌をしているし、この人の場合全体的に色素が薄めだ。
「…オイ、っかい」
いや餅の様な肌というのは語弊がある。色は確かにその通りだが、痩身ではあるが意外と骨太な体は決して柔らかくはないだろう。
それに引きかえ、というよりもだからこそあの部分が際立つのだろう。白い肌に対してほのかに色づくそれはまるで熟した果肉の様なのではないだろうか。
それを果肉とするならば、甘いのだろうか?
「オイ!八戒!!」
先ほどからお茶を入れていたかと思えば無遠慮に人の顔を凝視してくる男を不審に思い声をかけるも無視され、聞こえていないはずもなくもう一度声をかけるもまた無視された。
こちらを見ているにも関わらず、視線は合わず何を考えているのか読めない表情に薄気味悪さとイライラが頂点に達し三蔵は声を荒げた。
しかし怒鳴られた本人はきょとんとした表情をしただけだった。
…ふむ、甘くはないか。辛辣な言葉を吐き出すそれは甘さなどとはほど遠く、というよりそもそもこの男に甘さなどという言葉は存在しない。
平素キツく結ばれているそれは緩むことはなく極希に口角が上がることはあれどそれは笑顔や甘い表情ではなくむしろ不貞不貞しく人を小馬鹿にするのみである。
それ自体はとても甘そうなのに。
こちらに気をやったのは一瞬で、黙り込みどうやらまた思考の海へと飛び込んだ男に怒りを通り越し諦めの表情を浮かべた三蔵がため息と共に呟く。
「…なんだってんだ一体」
「ええその、柔らかいのかと思いまして」
今まで見つめるばかりで声を発しなかった男がしゃべった。
「ぁあ?」
「ええだから、柔らかくてひんやりしていて甘いのかと思いまして」
「だから一体なnっ「確かめてみましょうか」
三蔵の言葉を遮り言うや否や、顔を近づけた八戒はー、
「なるほど、柔らかくひんやりしていて甘さは…どうなんでしょう?」
でも思ったより弾力があり熱を帯び色を増したそれは…
「もっとすれば甘くなりますかねえ?」
指でそれをなぞりながらもう一度触れようとする。
突然のことに固まってしまっていた三蔵は我に返り寸でのところで振り払う。
振り払われた男はおや?っという表情を見せたがそれ以上追うことはしなかった。
口元を拭おうとしたがそれはさらに屈辱さを増すだけのような気がして所在なげに腕を下ろした三蔵は怒鳴りこもうと男の方に向き直った。しかし、
「お茶、どうぞ」
と全く隙のない笑顔で湯飲みを渡され、眉間にシワを刻み言うはずだった言葉をお茶と共に飲み込むほかなかった。
そんな三蔵の一連の動作を見ていた八戒は三蔵とは反対に満面の笑みを浮かべながら自分の湯飲みにお茶を注ぐのであった。
==========
何故か八戒だけおいしい話になってしまった(苦笑)
これも×ではないな。八戒はまだ自分自身分で分かっていません。ちなみにお題は、唇の柔らかさについて考えてみた、です。
この後三蔵は八戒から色んな攻撃を受けます。八戒が気付くまで(え)
ハッピバースディ三蔵!
あれは柔らかいのだろうか?いや柔らかいに違いない。そしてきっとひんやりしているだろう。
お茶を入れる手を休め考えを巡らせる。ぽってりとしたそれは柔らかくひんやりとしている。
「…オイ」
例えるならなんだろうか?つきたてのお餅。いや違う、それはどちらかと言えば肌の方だろう。一般的な男性より色白の肌をしているし、この人の場合全体的に色素が薄めだ。
「…オイ、っかい」
いや餅の様な肌というのは語弊がある。色は確かにその通りだが、痩身ではあるが意外と骨太な体は決して柔らかくはないだろう。
それに引きかえ、というよりもだからこそあの部分が際立つのだろう。白い肌に対してほのかに色づくそれはまるで熟した果肉の様なのではないだろうか。
それを果肉とするならば、甘いのだろうか?
「オイ!八戒!!」
先ほどからお茶を入れていたかと思えば無遠慮に人の顔を凝視してくる男を不審に思い声をかけるも無視され、聞こえていないはずもなくもう一度声をかけるもまた無視された。
こちらを見ているにも関わらず、視線は合わず何を考えているのか読めない表情に薄気味悪さとイライラが頂点に達し三蔵は声を荒げた。
しかし怒鳴られた本人はきょとんとした表情をしただけだった。
…ふむ、甘くはないか。辛辣な言葉を吐き出すそれは甘さなどとはほど遠く、というよりそもそもこの男に甘さなどという言葉は存在しない。
平素キツく結ばれているそれは緩むことはなく極希に口角が上がることはあれどそれは笑顔や甘い表情ではなくむしろ不貞不貞しく人を小馬鹿にするのみである。
それ自体はとても甘そうなのに。
こちらに気をやったのは一瞬で、黙り込みどうやらまた思考の海へと飛び込んだ男に怒りを通り越し諦めの表情を浮かべた三蔵がため息と共に呟く。
「…なんだってんだ一体」
「ええその、柔らかいのかと思いまして」
今まで見つめるばかりで声を発しなかった男がしゃべった。
「ぁあ?」
「ええだから、柔らかくてひんやりしていて甘いのかと思いまして」
「だから一体なnっ「確かめてみましょうか」
三蔵の言葉を遮り言うや否や、顔を近づけた八戒はー、
「なるほど、柔らかくひんやりしていて甘さは…どうなんでしょう?」
でも思ったより弾力があり熱を帯び色を増したそれは…
「もっとすれば甘くなりますかねえ?」
指でそれをなぞりながらもう一度触れようとする。
突然のことに固まってしまっていた三蔵は我に返り寸でのところで振り払う。
振り払われた男はおや?っという表情を見せたがそれ以上追うことはしなかった。
口元を拭おうとしたがそれはさらに屈辱さを増すだけのような気がして所在なげに腕を下ろした三蔵は怒鳴りこもうと男の方に向き直った。しかし、
「お茶、どうぞ」
と全く隙のない笑顔で湯飲みを渡され、眉間にシワを刻み言うはずだった言葉をお茶と共に飲み込むほかなかった。
そんな三蔵の一連の動作を見ていた八戒は三蔵とは反対に満面の笑みを浮かべながら自分の湯飲みにお茶を注ぐのであった。
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何故か八戒だけおいしい話になってしまった(苦笑)
これも×ではないな。八戒はまだ自分自身分で分かっていません。ちなみにお題は、唇の柔らかさについて考えてみた、です。
この後三蔵は八戒から色んな攻撃を受けます。八戒が気付くまで(え)
ハッピバースディ三蔵!
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プロフィール
HN:
凛01号
性別:
女性
自己紹介:
ジャンプや最遊記が好物の隠れヲタ。
機械に疎くアナログ派。図書館に住みたいと思っている若干活字中毒者。放浪癖あり。呑み助。あー民。
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