噂のブートキャンプ

「俺についてこいっ！ビクトリィィィィ！！」

…マジかよ。
えー吾が母君が、関西弁やとうちのおかん、奈良弁やとうっとこのおかん(しつこいっちゅーの)が
嬉々として連絡をよこしたかと思ったら。

買っちゃったんやってさ。あれを。巷で噂のビリーのDVD。しかも通販やなくてデパートで売ってたらしい。
…それは正規のビリーのんか？ベリーとかになっとらん？（笑）

でね、あんまり嬉しそうやから仕事明けに立ち寄ってみたんよ。あー…これが全ての間違いでした。
何故か一緒にやる羽目になるとは。
そうこれは親子二人のビリー初体験記である。



ポチッとな(古い)ズンッチャッチャ～♪軽快な音楽と共に始まる。

母「ラテンの血が騒ぐわ～」
…いやあんた東北人やん。
ビリー「まずは基礎から行くぞ～！」

えっ？いやいやいや、ちょ、何コレ？基礎ってあんたコレめっちゃハードなんですけど！

─開始10分経過。

ビリー「体が軽くなってきただろう？」

っなるかぁぁぁ！！ なんで軽くなんねん。重いよずっしり重いYO！

ビリー「声を出して自分を励ますんだ！なりふり構わずやるんだ！カモォン！」
母「イェース！フゥー！」
…あんた元気ね。動き全然あっとらんけど。酔っぱらいがソーラン節やってるみたい（笑）

─30分経過。

ビリー「つらかったら休んでもいい！でもあきらめるな！ユーキャンドゥーイット！！」

だんだんビリーがガイに見えてきた。ねぇこの人ガイなんとちゃうか？そうなんやろぅ？あんたさんよー。
うん、あれだカカシなら頑張るよ。

…いや無理。ほんま無理。フラッフラなんやけど。てかなんでそんなノリノリなん？母よ。


ビリー「どうだー？ビンビンきてるだろう！」

ビンビンってゆーかグラグラっすよ。てかズタボロだよ。こっちは夜勤明けなんだよ。活動停止時間なんだよ！さっさと風呂入って寝てーんだよ！汗まみれだよ！

母「セィッ！ハァヨイショォ！」

いや、かけ声おかしいから（苦笑）

ビリー「楽しんでるか！」
んなわけあるかアホンダラァ！

母「ヒャッホゥ！！」

ビリー「結果を出すなら努力が必要だ！まず意識を変えるんだ！」

…あっこいつガイ決定。


─50分経過。

やっとこ終わりに近づきクールダウンの体操にはいる。

ビリー「今日はここまでだ！グッジョブ！いいか！つらくてもあきらめずに続けてくれ！俺がついてる！セィッビクトリィィ！」

母「ビクトリィィィ！イエスッ！」
ガッツポーズする母。

凜「…Ｗｉｎ。」ルナティック雑疑団より抜粋、ロイの台詞(細かい/笑)

…燃えたぜ真っ白にな。もうさ、なんか訳分からん。つーか別にやらんかったらいいねんけど。なんかつられたとゆーか。貧乏性？（苦笑）
しかも母に一枚DVD渡された。いやいらんし！

まぁ体を動かすこと自体は嫌いやないんで。ん？説得力無いって？いやいやスポーツとか観戦するよりプレイしたい方なんで。もちろん個人競技ね チームワーク無いからね（笑）

はぁぁぁしかし疲れた。仕事明けですぜ？
これさキャラとかのダイエット指南DVDとかあったらいいと思う。どーでしょう？それならテンションあがるよ。

とかなんとか思いながら汗だく化粧半落ち状態で帰路につきました。

ビッ、ビクトリィィ…。