ゲキ×シネ「蛮幽鬼」

みなさん、観劇はお好きですか？
凛さんは好きです。が、チケの入手困難ぶりとチケ代を捻出するのが難しい（ライブもあるしね(笑)ので中々行けないのですよ。

そんな中、うちの好きな劇団☆新感線がやっている素晴らしい試み。それがゲキ×シネ。

舞台作品を良質な演劇映像として映画館で観る。
生の舞台とはまた違った臨場感が味わえます。

今回は「蛮幽鬼」をやるとのことで、ハロウィンライブ前日にもかかわらずレイトショー観に行きました(笑)
だってこの舞台めっっっっっちゃ観たかったやつやもん！堺さん出てるし！

この蛮幽鬼はモンテ・クリスト伯（巌窟王）がモチーフになってます。
もうこの時点で食い付くよね(笑)んで新感線だし堺さん出てるし。

しかも劇団☆新感線の「いのうえ歌舞伎」シリーズの宣伝写真は野波浩氏だしね！もうこのブログでは何度か名前出してますが、あのおっさん（コラー！）の撮る幻想的な作品群がめちゃ好きです。

で、感想はといいますと、あのね、取り敢えずね、叫びます。


堺さァァァァァァァァァァァァァァァァァん！！


コレェェェ！これなんよ凛さんが待ち望んでいた堺雅人は！

堺さんは山南さんとかで一般に注目されはじめて、ああいった穏やかで品性方正な感じだったりなんか清潔な役がウケたりしますが、異議あり！彼の魅力は悪だったり捉えどころのないあの無邪気で邪気ありまくり黒笑顔によってさらに増すのです！
山南さんよか断然壬生義士伝の沖田を支持します。

今回はその最もたるところでした。うちのドツボでした。
もう何？なんなの？好きだァァァ！！（落ち着け）

堺氏演じるサジと名乗る謎の男。満面の笑みを浮かべながら微塵の躊躇もなく人を斬る。時折ふと見せる何の感情も読めない表情。いや常に浮かべている笑みでさえそれは感情とは程遠いものだったりするのかもしれない…

あ、すんません語り出すととまらん(苦笑)
ここまで分析してしまうのは映像として観たからだと思います。生だと中々細かな表情までは見えないからね。
もうね、サジはね勝手な妄想しまくりですよ。
ある意味可哀そうな人なんよサジは。
うわーサジ外伝とか書けそうな勢いだよ（え）サジの事を想うと…ムラムラしま…って違ぁーう！(笑)
パンフの写真とかヤバいからね。凛さんと好き傾向が似てる人は絶対ハマる。

いやともかく心臓鷲掴みされました。もちろん主演の上川さんをはじめ、皆さん素晴らしかったですよ。生ならではの絶妙な掛け合いとか、笑いとシリアスの交ざり具合など素晴らしいの一言です。

あ、個人的には世間じゃ騒がれている早乙女太一君の株が上がりました。失礼ながら興味なかったけど、劇を観て一変。
凄いね彼は。若さとかそーゆーのでも注目浴びてるんやろうけど、やはりずっと鍛えてきた人の動きだなぁって思いました。
演技云々ではなく魅せられる。無駄がないんですよ。そして美しい。舞も凄いし殺陣なんてブレがないもんね。一つ一つの動きに無駄が無くしかし華がある。

これって一朝一夕で身につくものではないよね。素人目ですが…(苦笑)


兎にもかくにも観て良かったです！
堺雅人さん…更に惚れなおしました！今度は絶対悪な役を是非！

これにて感想終わり。ハロウィンライブ記は次回にでも。ではでは。