漫画、アニメ(主に最遊記、ジャンプ、進撃の巨人)の感想。音楽(ラルク/hyde/HYDE)猫、カメラ等、煩悩上等日記。
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どうやら眠ってしまったようだ。
ここに来るとこのパターンばかりの様な気がする。
襖の隙間からぼんやりとした明かりが見えぼそぼそとした会話とグラスを鳴らす音が聞こえる。
…ーハッピバースディ~…
「…今年も誰も気付かなんだな」
「そうっスね」
思わず隙間から覗いてしまった先に店長さんの背中とその横に見知らぬ痩身の女の背中を見つけて思わず息を飲む。
会話の内容からして誕生日を祝っているようだ。誰も気付かなかった、と言っているがそんなことはない。少なくとも自分は知っていた。
現にこうしてプレゼントも用意していたのだから。
ただ大晦日の夜中誰も言いださなかったし、サプライズでやるのかと思ったらそんなこともなく緩やかに時間が過ぎて渡すタイミングを逃してしまったのだ。
こんなことならお店に着いた時点で渡してしまえば良かったのだが、こういったことをしてしまえば何か決定的になってしまうような気がして怖気づいてしまったのだ。何が決定的なのか何が怖いのか自分でも分からないのだけど。
誰も祝う様子がないからならば自分が、と意気込んでいたのに。居るではないか。ちゃんとお祝いしてくれる人が。
さっきまであんな人、居なかったのに。みんなが寝静まった頃にお祝いをしにわざわざ来るということはつまり…。
…ープレゼント、もう渡せないな。
どうして自分はこんなに落ち込んでいるのだろう。
手元にあるプレゼントに視線を落とし溜息をつく。
そっと襖から離れプレゼントを視界に入らないところに押しやり布団を被る。もやもやとした気持ちのまま見る初夢はきっとロクなものじゃないだろう。
======
遠慮のない力で揺すられ目を開けると店長さんのどアップがあった。
あぁやはり初夢は最悪だと寝呆けた頭で思った。それは夢ではなく現実だったのだけど。
「さぁ~初詣に詣りましょう」
まだ明け方と言うには早くどうしていつもこんな時間に行くのだろうと渋っていると早く早くと急かされあわてて上着を手に取り表に出る。
店長さん貴方も何か羽織ったほうが、と言いかけそこで初めて彼の姿を見やり思わず言いごもる。
それは、それは私が…。
「アタシにはこれがあるからぜ~んぜん問題ないっス」
唖然とする私を尻目にスタスタと歩きだす。
いや~これすんごく温かいんスよ。なんでなんスかね~? なんて言いながら。
だからそれは私の…。
泣きたいような嬉しいような胸が締め付けられるようでいて反面腹立たしいような。なんというか、悔しい。
なんとかして反撃してやろうとその背中を追う私の横を黒猫がするりと走り去っていった。
=======
「喜助ェおぬし人が悪いというか意気地がない男じゃのう」
「何の事っスか」
「気付いているなら貰えばよいじゃろ」
「いや~やっぱこーゆーのは本人から言ってほしいもんスね。催促するのも厚かましいでショ」
「今さらじゃな。厚かましさが服を来て歩いている様な男が」
「…酷いなぁ」
========
HAPPYBIRTHDAY喜助!!
元ネタはアニメのオマケ。
↑の様な会話が主人公がふて寝した後に交わされるんだろうね。見透かされてます。もちろん襖から覗いてたのもバレてます。プレゼントを渡すタイミングを探してソワソワしてたのもバレてます。
喜助って自分から直接決定を下さないような気がするんですよね、ズルい(笑)
夜一は猫姿で参加してたんだと思います。ちょっとずつ夜一をお話に絡められたらいいなぁ。
ともあれ何とか31日内に上げられました!駄文で申し訳ない(汗)
それでは良いお年を!!
どうやら眠ってしまったようだ。
ここに来るとこのパターンばかりの様な気がする。
襖の隙間からぼんやりとした明かりが見えぼそぼそとした会話とグラスを鳴らす音が聞こえる。
…ーハッピバースディ~…
「…今年も誰も気付かなんだな」
「そうっスね」
思わず隙間から覗いてしまった先に店長さんの背中とその横に見知らぬ痩身の女の背中を見つけて思わず息を飲む。
会話の内容からして誕生日を祝っているようだ。誰も気付かなかった、と言っているがそんなことはない。少なくとも自分は知っていた。
現にこうしてプレゼントも用意していたのだから。
ただ大晦日の夜中誰も言いださなかったし、サプライズでやるのかと思ったらそんなこともなく緩やかに時間が過ぎて渡すタイミングを逃してしまったのだ。
こんなことならお店に着いた時点で渡してしまえば良かったのだが、こういったことをしてしまえば何か決定的になってしまうような気がして怖気づいてしまったのだ。何が決定的なのか何が怖いのか自分でも分からないのだけど。
誰も祝う様子がないからならば自分が、と意気込んでいたのに。居るではないか。ちゃんとお祝いしてくれる人が。
さっきまであんな人、居なかったのに。みんなが寝静まった頃にお祝いをしにわざわざ来るということはつまり…。
…ープレゼント、もう渡せないな。
どうして自分はこんなに落ち込んでいるのだろう。
手元にあるプレゼントに視線を落とし溜息をつく。
そっと襖から離れプレゼントを視界に入らないところに押しやり布団を被る。もやもやとした気持ちのまま見る初夢はきっとロクなものじゃないだろう。
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遠慮のない力で揺すられ目を開けると店長さんのどアップがあった。
あぁやはり初夢は最悪だと寝呆けた頭で思った。それは夢ではなく現実だったのだけど。
「さぁ~初詣に詣りましょう」
まだ明け方と言うには早くどうしていつもこんな時間に行くのだろうと渋っていると早く早くと急かされあわてて上着を手に取り表に出る。
店長さん貴方も何か羽織ったほうが、と言いかけそこで初めて彼の姿を見やり思わず言いごもる。
それは、それは私が…。
「アタシにはこれがあるからぜ~んぜん問題ないっス」
唖然とする私を尻目にスタスタと歩きだす。
いや~これすんごく温かいんスよ。なんでなんスかね~? なんて言いながら。
だからそれは私の…。
泣きたいような嬉しいような胸が締め付けられるようでいて反面腹立たしいような。なんというか、悔しい。
なんとかして反撃してやろうとその背中を追う私の横を黒猫がするりと走り去っていった。
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「喜助ェおぬし人が悪いというか意気地がない男じゃのう」
「何の事っスか」
「気付いているなら貰えばよいじゃろ」
「いや~やっぱこーゆーのは本人から言ってほしいもんスね。催促するのも厚かましいでショ」
「今さらじゃな。厚かましさが服を来て歩いている様な男が」
「…酷いなぁ」
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HAPPYBIRTHDAY喜助!!
元ネタはアニメのオマケ。
↑の様な会話が主人公がふて寝した後に交わされるんだろうね。見透かされてます。もちろん襖から覗いてたのもバレてます。プレゼントを渡すタイミングを探してソワソワしてたのもバレてます。
喜助って自分から直接決定を下さないような気がするんですよね、ズルい(笑)
夜一は猫姿で参加してたんだと思います。ちょっとずつ夜一をお話に絡められたらいいなぁ。
ともあれ何とか31日内に上げられました!駄文で申し訳ない(汗)
それでは良いお年を!!
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プロフィール
HN:
凛01号
性別:
女性
自己紹介:
ジャンプや最遊記が好物の隠れヲタ。
機械に疎くアナログ派。図書館に住みたいと思っている若干活字中毒者。放浪癖あり。呑み助。あー民。
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