むじな文庫借り物編

書く書く詐欺をして長らく放置していた感想をやっとこ書きたいと思います。


今回は―、某M勒氏に半ば無理矢理押しつけられた（嘘です）えー…氏の原点？バイブル？さて置き早速行ってみますか。

「To-y」著・上條淳士

上條氏は名前と絵は知ってましたが読むのは初めてでした。なんか小説のカバーやってるのは見たんやけど。あとね、この辺の時代が好きな人に聞くと必ず名前が挙がるし、「SEX」の続きはどうなってんや！とみんな口を揃えておっしゃいます。…確か最近？でもないか、完結したんよね？


そんな感じで初読み～。
M勒さんは好きなキャラを予想してくれましたが、うち普通にトーイが好きです。じゃなかったら桃ちゃんとハイネが好き。


サンデーコミックスって事はサンデーで連載されてたのかな？驚きです。

この人の絵って漫画ってゆーかファッションのデザイン画みたいやなーと。
スタイリッシュとゆーか切り取ったらポスカやポスターにできそうな。ヴォーグとかの。


内容はめちゃくちゃ時代を感じますが(苦笑)恋愛恋愛してないのがいいね。バンドの話だし人と人って感じで。
某○A○Aなんかより断然こっちのが好き。

ヒリヒリした感じやるせなさ、歪み、孤独、衝動、きっと時代時代で表現は変われどこーゆーのはあると思う。

うまく言えませんがむき出しとゆーか、模索の仕方が今とは違うよなーと。やっぱ情報量の違いやないかなぁと。
零な感じがイイ。クサいとも言えますが、登場人物みんな格好つけなんもイイ。hydeがこの漫画のこと話題にしてましたが、彼の格好つけ方は少なからずこの漫画の影響がありそう。

なんて邪推してみたり(笑)

M勒さんは岡崎京子や楠本マキなんかも好きなんやなかろうか？ってうちはどっちも読んだことないけど（え）

なんか楠本マキ氏はバンド好きの人とかのバイブルで紹介されたりよくするし、絵も耽美な感じよね。

トーイを中心として生身でぶつかり合い、走っていく若者たち。その姿は読んでてめちゃくちゃ羨ましい。これこそお互いを高め合うってゆーんやないかな。

この時代に生まれたかった。この時代のバンドに触れてみたかったな（遠い目）

感想というより羨望みたいになってしまいましたね(笑)
自分の語彙の貧しさに辟易しますが詳しくは直接会って語りたいと思います。

そうか、M勒氏はこーゆー時代を通ってきたのかぁ。うちもバンド好きだし趣味も似てるからもし同じ時代に生まれて出会ってたら…と考えてみて、たぶんめっっちゃ仲良くなれるか全く合わないかの両極端やと思いました。

だから今出会えて良かったのかも(笑)

いーもの読ましてもらいました、ありがとね！


P.S.カイエ本人はさて置き彼のファッションはとても好みです←INORANっぽい
ヒデローの服も好き。